Bitter chocolate










そして昼休み。


あたしは、いつものように優香と教室でお弁当を食べていた。



すると突然、



「はろはろーん」



という声と同時に、あたしの肩に手がぽんっと置かれた。



びっくりして後ろを振り向くと、そこには明らかにあたしのクラスメイトじゃない人の姿が。




「やっほー。食べてる〜?」




初めて話す人だったが、あたしはその顔に何故か見覚えがあった。



この人、いつも圭と一緒にいる人だ。


な、名前が思い出せない…!




「お、お、」



「お?」




「お、小川原純也くん…?」




「んー…惜しい、残念。正解は、小笠原純也(おがさわらじゅんや)でしたー」




「あぁ!」




そうだ!小笠原とかいう名前だった!



あたしが一人で納得していると、目の前でお弁当を食べていた優香が怪訝そうな顔をしてあたしに聞いてきた。




「このチャラ男、誰?」



ち、チャラ男って…ずばっと言うなぁ。