教室のドアに手をかけ、勢いの余り思い切りガララッとドアを開けてしまった。
教室中の人があたしの方を見る。
あたしを見た途端、目の色を変える獣(クラスメイト)たち。
…これはもしかしなくても……。
「し、白雪来たぞーっ!」
ある男子のその言葉をスタートに、クラスの人たちがワァーっとあたしの周りに集まってきた。
「林檎、圭くんと付き合ってるの!?」
「やっぱりただの幼馴染じゃなかったんだな…」
「えー!あたし圭のこと狙ってたのに~・・・」
口々にそう言われる。
あたしが答える暇なんてなかった。
「で!」
「え?」
「「「「「「結局付き合ってるの!?」」」」」」
目の前にあるのは、好奇心で溢れた獣(クラスメイト)の目。
…なにこの迫力……超怖いんだけど。

