手汗とか大丈夫かなとか、いろいろ考えてしまう。
ぎゅっと、圭があたしの手を握った。
あ・・・ちゃんと恋人繋ぎなんだ。
あたしもおずおずと、圭の手を握り返した。
「…なんか、手繋ぐの久しぶりだな」
ははっと笑いながら喋る圭。
「そうだねー…。小学校以来じゃない?」
「小学校以来か…。俺ら、毎日のように遊んでたよな!」
「あははっ、そうそう!圭はあたししか友達いなかったもんねー」
「いや、めっちゃいたし!クラスの男子にいじめられたーっていつも俺に泣きついてきたのは林檎だろ?」
「はあ?泣きついてないしっ!それ言うなら、圭、クラスの女子にチビって言われたって悔しそうに涙堪えてあたしの部屋にきたよね」
「あのクラスの女子共はひどかったし!てか、お前のこといじめてた小柳 塁(こやなぎるい)いるじゃん?あいつ林檎のこと好きだったんだよ」
「えー!うっそだ!」
「いやいやほんとだって!」
笑いながら、圭との思い出話に花を咲かせていると、いつの間にか目の前にもう学校が見えていた。
それから、今まで話に夢中で気づかなかったけど、周りを見ると結構周りの人があたしたちのことを見てヒソヒソ何かを言っていた。
…うわあ、なんか言われてる。
圭、意外とイケメンだからモテるんだよね…先輩にも。

