Bitter chocolate









何から何まで、塁が企んでやったことなの…?



「頭の中、ごちゃごちゃ…」



思わずそう呟き、額に手を当てる。


汗で少ししめっていたけど、そんなの気にしない。


今すぐ考えるのをやめてしまいたい。


でも、そんなの出来っこない。



そうだ、肝心の塁はどこに行ったんだろうか。


由香さんのところに行ったのかな…?



無事に会えてるならそれはそれでいいけど…。



あたしは今、大変よろしくない状態。


いろいろ純也くんが話してくれたけど、頭の中はパンクしそうだし、何よりこの二人きりの状況が耐えられない。



お店も何も出ていない裏庭は、もちろん人が来ることはなく。


ただ風で木の靡く音と、遠くの笑い声しか聞こえない。