そして劇が終わる最後まで、純也くんはステージに立っていた。
幕が降りてすぐに、あたしは純也くんに引っ張られて裏庭まで連れてこられた。
行く途中、劇の衣装のまんまだからいろんな人にじろじろ見られた。
純也くんの名前を呼んでも無視されるしで、たぶん凄く目立ってたと思う。
…あたしも、純也くんも。
演劇部の子たちは、純也くんがいても全然驚いてなかったし…。
あたしの知らないところで何が起こってたの?
いっぱい聞きたいことがありすぎて、目の前の純也くんを見る。
純也くんもあたしのことを見ていて、バチっと目が合った。

