心臓の音が大きくなる。
少しだけ震える体。
どんどんと塁が近づいてきてるんだろう。
客席から、たくさんの声が聞こえる。
そして…。
何故か、あたしの唇に何かが触れた。
「おお〜〜!!!!」
客席から、そんな声が聞こえた。
あたしはびっくりして、目を開ける。
「え…?」
…うそ、なんで…?
…なんで、純也くんがここに…?
しかも、今…キス、した…?
混乱する頭。
いろんなことが一気に起こりすぎて、ついていけない。
思わず混乱状態でいると、
「続けて」
と、耳元で囁かれた。
ハッとして、次のセリフを言う。

