Bitter chocolate












翌日。


あたしは部室で衣装合わせをやっていた。


目の前には、衣装担当の子が作ってくれた、可愛い白雪姫のドレス。


白雪姫原作のドレスをベースに、あたしに合わせて少しアレンジを加えてくれたらしい。



すごく、すごーく嬉しいことなのに。


あたしの気持ちは全然晴れなくて。


今もちゃんと笑えてるかわからない。



「林檎?着れた?」



「うん…」



ハートのティアラをつけて、あたしは部室からでた。


みんなそれぞれの衣装を着て鏡の前で確かめてる。


…衣装担当の子、すごいな…。



「似合ってるじゃん!可愛いよ林檎!」



「そ、そうかな…えへへ…」



褒められると、少し照れくさい。


みんなも似合っていて、可愛いけど…その中で人一倍、目立ってるのが居る。