Bitter chocolate










…でも、うざい女って思われたらどうしよう?



「用がないなら、俺行くけど」



「あっ、え、っと…あ、あたしのこと嫌いになったの…?!」



純也くんが行ってしまう。


その焦りから、そんな言葉がでた。


思いっきり、ストレートに聞いてしまった。


これで嫌いって言われたら…、あたしはどうすればいいのかなぁ…。



不安が次々とあたしの心を蝕んでいく。


ぎゅっとベッドのシーツを握り締める。



チクタクと動く時計の針の音が、やけに大きく聞こえた。



「…なんで、そう思ったの?」



疑問を疑問で返される。


なんでって…、



「最近あたしに冷たいし、話すことも凄く減ったから…。それに…」



「それに?」



「…ま、また女遊びが激しくなったって…」




純也くんはあたしに背を向けているから、今どんな表情をしているかわからない。