Bitter chocolate








たった少しの変化でも、あたしには凄く凄く大きく感じてしまう。



聞きたいことはたくさんある。



なんで最近また女遊びするようになったの?とか、あたしのこともう好きじゃなくなった?とか。


たくさん、たくさんある。


…のに、何から話せばいいかわからない。


純也くんに、また何か冷たいことを言われるかもと思うと怖くて口を開けない。



「…先生呼んでくる」



場の空気に耐えられなくなったのか、それともあたしと二人きりの空間が苦痛なのか、純也くんはそう言って保健室を出て行こうとした。



「ま、待って…!」



つい呼び止めてしまい、純也くんがその場に立ち止まる。


…勢いで呼び止めちゃったけど…!


何から話せばいいんだろう…?


後先考えず、行動するあたしの悪い癖。



次に繋ぐべき言葉が見つからない。


…ストレートに、疑問を投げかけてもいいのかな…。