「ねえ、聞いてる?」
「わっ」
いつの間にか、純也くんがあたしに目線を合わせるためにしゃがんでいた。
目の前にある純也くんの顔にドキッと胸が高鳴る。
どんどんと速くなる鼓動。
「で、なんでこんなところにいるの?」
「え、えっと…。お、お腹痛くて保健室行こうとしたらあまりの痛さに歩くのも大変になっちゃって…」
前はこんな距離、どうってことなかったのに。
好きって自覚した途端、心臓が暴れまくる。
うう…この鼓動の音が聞こえてなきゃいいけど…。
「それで、こんなところでしゃがんでたと」
「うん…」
純也くんと目を合わせることが出来ない。
斜め下を向きながら、小さく頷く。
…すると、突然身体が宙に浮いた。

