Bitter chocolate










うう…、純也くんのこと考えるたびにお腹が痛くなってくる。


これはちょっとやばいかも…。



「林檎?顔真っ青だけど大丈夫なの?」


「うーん…やばい、かも…。五時間目保健室で休んでこようかな…」


「そのほうが良さそうだね。冷や汗もすごいよ?」


「ん…」



キリキリズキズキと痛むお腹を押さえる。


途中まで食べていたクリームパンを優香にあげ、あたしは保健室へと長い廊下を歩く。


歩いてる途中に予鈴が鳴って、廊下はシンと静まりかえった。



壁に手をつき、お腹を押さえながら歩く。



「んん~…痛いぃ…」



お腹の内部をトンカチで叩かれてるみたい。


やばい、フラフラする。


おぼつく足にぐっと力を入れ、なんとか倒れないように立つ。


ピンと背筋を伸ばすことが出来なくて、背中を思い切り曲げながら保健室を目指す。



…保健室って、こんなに遠かったっけ…?