Bitter chocolate









でも、美味しくできてよかった。


…純也くんに渡したら喜んでくれるかな?


少しワクワクしながら、二つ袋にいれて可愛くラッピングした。



「塁にもあげんの?」



二個目を食べながら、優香がそう聞いてきた。



「うん、あげるよ!余っちゃうと思うしね」



「ふーん…」



「なに?」



「ううん、なにも。塁にあげるくらいなら私が食べたいなって思っただけ」



「いや、まだ五個以上は残ってるじゃん…。もう部活も引退したんだから太るよ?」



余ったカップケーキは、他の班の人たちと交換になると思う。


…みんなの食べるの楽しみだなー…。



あたしはワクワクしながら、使った容器を洗い始めた。