レシピを見ながら、手際よく作る。
一つの班に分け与えられる材料は決まっているけど、カップケーキに入れようと思ってチョコチップとオレンジの皮を持ってきた。
小さめのカップだから、結構な量作れそうかも…。
優香と作っていたときよりも断然早く、カップケーキが完成した。
「優香、できたよー」
そう呼びかけると、ものすごい速さで優香が寄ってきた。
それに苦笑しつつも、可愛いなって思ったり。
「チョコチップとオレンジの皮が入ってるの。結構いい感じに出来たと思うんだけど…、どうかな?」
両方のカップを持ち、ぱくっと食べる優香。
パァっと顔が明るくなるのが、すぐに分かった。
「めっちゃ美味しい!え、やばい!私が混ぜてたときは全然美味しそうには見えなかったのに!」
なんで?!と言った顔で優香があたしを見つめる。
…まあ、めちゃくちゃ分量間違えてたからね…。
小麦粉なんて、二倍の量だったし。
美味しそうに見えるわけないよ…。

