Bitter chocolate








時間が経つのは早いもので、あっという間に放課後。



今日はたまたま部活がない日だったから、あたしはそのまま下駄箱まで向かった。



期待半分、不安半分。



結局、朝に優香が言いかけたやつ教えてくれなかったし。



…圭、なに考えてるんだろ。



「林檎!ごめん!お待たせ!」



後ろから、肩をぽんっと叩かれた。



振り向くと、息を切らした圭の姿が。



「全然待ってないから大丈夫だよ!」



あたしは笑顔でそう言った。



「…そっか、良かった。じゃあ帰ろっか」



「うん」



そうして、あたしたちは歩き出した。