Bitter chocolate








「ひゅー。圭くん大胆〜」



「ちゃかさないで優香…。ていうか、なんでまたわざわざ言いにきたのかな」



「告白かね〜?」



優香はニヤニヤとした顔で楽しそうにそう言ってきた。



…告白か。



もし本当に告白だったら、あたし飛び跳ねるけど圭に限ってそれは無い。



変に期待するのもおかしいし。



「なんか嫌な予感しかしない」



「は?嫌な予感?」



「うん。凄い傷つきそうな」



自慢じゃないけど、あたしの勘は割と当たる。



だからあたしは、その“嫌な予感”を胸に抱いたことが嫌だった。



「…もしかして」



「え?」



「もしかしてさ、林檎…」



そう優香が言いかけたとき、また教室のドアがガラッと開いて、今度は担任が入ってきた。



「はーい席つけー」



強制的に、あたしと優香の話は中断された。



…そして、あたしの生活はこの後今までの生活から180°変わることになる。