なんだか場の雰囲気も悪くなっちゃったし…。
ここはあたしが明るく…!
「ほ、ほらっ!あたしは大丈夫だよ!まず怪我したのだってあたしの不注意が原因だし…。もしかしたらあたしが勝手に落ちただけなのかも!」
アハハ~と笑ってその場を和ませようとする。
…けど、何一つ和ませることは出来なかった。
「……俺…」
「え?」
「…ちょっと虹華と話してくる。…ごめん、純也。林檎のこと送ってやって」
そう言うと、圭は走ってどこかへ行ってしまった。
虹華ちゃんと話してくるって…、なにを?
…もしかして、別れ話…とか?
……もしそうなったら、あたしとしてはいい気しないかも…。
だって、圭と虹華ちゃんが別れたのはあたしのせいだって言われても否定できないから…。
「圭くん、なに話すんだろうね」
「うん…」
あとで、圭に聞こうかな…。
「…まあ、とりあえずそろそろ帰ろうか。林檎ちゃん、立てる?」
「あっ、うん」
もう17時すぎてるもんね…。
あたしは優香と純也くんに支えられながら、なんとか家まで帰ることができた。

