Bitter chocolate










…もしほんとに虹華ちゃんが犯人なら、きっと圭関係だよね。


それ以外に理由なんて見つからないし…。


でも、虹華ちゃんがそんなことする子には、到底思えない。



「…虹華ちゃんは凄いいい子だよ…。そんなこと、するはず…」


「いい子かどうかなんて、そんなの分からないじゃない。私たちの偏見かもしれないし。自分の思い込みで決め付けるのはよくないよ」


「けど…」



言いかけたとき、ガラッとドアが開いた音がした。



「林檎ちゃん!大丈夫…?!」



純也くんが、少し息を切らしながらカーテンを開けた。



「…わ、びっくりした…」



「ごめん、俺…委員会で遅れて…。怪我は?!頭の血は止まった?!」



「…ちょ、ちょちょちょ。落ち着いて」



ぐいぐいと聞いてくる純也くんを優香が止めに入る。


純也くん、なんかすごい焦ってる…?