少しずつだるさも無くなっていき、もう起き上がることもできた。
上半身だけ起き上がらせ、優香と話す。
いつしか話は、あたしを突き落とした犯人の話に切り替わっていた。
「小笠原くんが見たって言ってたよ、犯人」
「え、うそ…」
「ほんと。名前はわかんないけど、ポニーテールと子とベリーショートの二人の女の子だって言ってた。心当たりない?」
ポニーテールの子と、ベリーショートの女の子…?
そんな人たち、知り合いにいたっけ…?
「…ねえ、林檎。私思ったんだけど…、その二人っていつも虹華と一緒にいる子じゃない?」
「虹華ちゃんと…?」
…言われてみれば、確かにいつも一緒にいる子たちかも…。
虹華ちゃんはいつも三人グループで行動してたっけ…。
…ってことは…?
「虹華が黒幕かもしれないってこと。あの二人、いつも虹華のことおだててるじゃん。林檎を突き落とせって命令でもされたんじゃない?」
「え…」
「あくまで私の予想にすぎないけどね」
もし、優香の言ってることがほんとだったらあたし…。
ぶるっと、寒気がした。

