Bitter chocolate









でも、今も好きとかあんな態度から考えられない。


それに…、最近塁はしきりに携帯気にして…、たまににやけてたりするときあるから、きっと前の学校に彼女がいるんだと思う。



今度詳しく聞きだそうって思ってるけどね。



「…林檎ちゃんは圭と相変わらず?」



「えっ、あー…うん。そだね。特に何もない、かな」



圭とは本当に何もない。


ただ幼馴染として、互いの家は行き来したりするけど…。


それは彼女がいる身の圭にとって、いいことなのかはわからないけど…。


長年染み付いた癖っていうのは、治したいと思って治せるものじゃない。


だからあたしもつい、やめるにやめれず…。



幼馴染って、そういうところがめんどくさいなって思ったりもした。



「…俺がつけ込む隙ありそうだな…」


「え?」


純也くんがぼそっと何かを呟いたけど、よく聞こえなかった。


「なんでもないよ。…あ、そろそろ予鈴鳴りそう。行こうか」


純也くんが携帯で時間を見て、立ち上がった。


「そうだね」


あたしも立ち上がり、んーっと伸びをする。


涼めたし、午後の授業は頑張れそうだな~。


…なんてことを思いながら、あたしは学校内へ向かった。