Bitter chocolate








「アレだよ、ジャングル系女子」



「はぁ?」



さすがに呆れる。


ジャングル系女子ってなに?


あたし別にゴリラと共同生活とか出来ないんだけど?!


例えが下手くそすぎる…。



「まあ落ち着けよ。告白は?したのか?」


「…してない。もう今更出来ないよ。…いろいろあったの、あたしと圭の間にも!」


自分だっていい加減未練がましいのは分かってる。


でも仕方ない。まだ好きなんだもん。


虹華ちゃんっていう可愛い彼女がいても、圭のことが好きなんだもん。


大きく膨らんだ気持ちは、もうあたし一人ではどうすることも出来なくて。



ただ嘆くしかないことに気づかされる。



「…いろいろ、ねぇ…」


「なんか文句でも?」


意味深に呟く塁を睨んでやると、何でもないとでも言う風に首を横に振った。


もうこれ以上話すこともないなぁと思い、再び窓の外に目をやると。


丁度、虹華ちゃんが圭にタオルとスポドリを渡してるのが見えた。


……ほんと、どこまでお似合いなんだか。


耐え切れなくなって、シャッとカーテンを閉めた。