Bitter chocolate







「…別に、たいしたことじゃねー」


その塁の様子から、何となく話したくないのかなって思った。


これ以上は変な追求はやめとこ…。



「それより!お前ぼっち飯?友達いねーの?つーかさっき窓の外見てたよな?なに見てたんだ?」



話を切り替えるためか、急に塁に質問攻めをされる。


一つずつにしろっつの。


「今日はたまたま一人なだけだし…」


「あっそ」


「…はあ?!質問に答えてあげたのに何その態度!」


もう…!

塁と話してればイライラする!


少し乱暴に、プチトマトを口の中に放り込む。


「で?何見てたんだ?」


「……別に、ただ景色みてただけ」


「こっから絶景でも見えんのかよ?…サッカーやってるやつらしか見えねーけど…。…って、あれ…圭だよな?!」


ああ…見つけてしまったか…。


塁が窓の外を指差し、興奮したようにあたしを見る。


そういえば、小さい頃圭と塁結構仲良しだったっけ。


塁、すごい嬉しそう。