もう高校二年生なんだもん。
今更寂しいとか、子供じゃないんだから。
「…ご飯食べる気ない」
制服を脱いで、自室からリビングに行くも、何故かそんなにお腹は空いてない。
仕方なく、ただボーッとテレビを見ていた。
適当にチャンネルを回すと、丁度探偵もののドラマがやっていた。
演劇であたしたちがやる探偵もの。
女優さんみたいに上手に演じることは出来ないけど、より一層演技を確かなものにするために脇役だからって気を抜いていられない。
あたしが演じる近所の人は、すぐ近くで殺人が起こり、まだ捕まらない犯人に対して不安と戸惑いでいっぱいなはず。
あたしは、それを演じるんだ。

