「林檎ちゃん大丈夫?顔真っ青だよ~?」
「あ、ありがとう…。ごめんね虹華ちゃん…」
映画が終わり、すぐ近くの公園のベンチでふにゃふにゃになってるあたし。
虹華ちゃんが買ってきてくれたお茶を受け取る。
…いくら純也くんが手を握ってくれてたとはいえ、さすがに刺激強すぎた…。
グロとホラーが一緒になったらダメだと思う…。
「おえ…、思い出したら気持ち悪…」
ゴキュっと、一口お茶を飲む。
…はー、生き返る…。
それにしても、虹華ちゃんはなんでそんなにピンピンしてるんだろ…。
ホラー系、苦手そうなイメージあったのに。
「林檎、ごめんな無理やりホラー映画誘って」
あたしの真っ青であろう顔を見た圭が、泣きそうな顔をして謝ってきた。
苦手だって分かっときながら、行くって言ったのはあたしだからそんな顔されると凄く申し訳ない。
「大丈夫だよ!あたしの自業自得みたいなものだから」
「でも…」
「いいからいいいから!あ、あたしお腹空いちゃった!なんか食べれば気分も治りそうな気がする~」
まだフラつく足にぐっと力を込め、勢いよく立ち上がる。
圭に心配かけるのは嫌。
あたしのせいで、ここでお開きになっても嫌だし。

