この状況にも、ドキっと高鳴るあたしの胸。
か、顔が近い……っ!
あたしがもう少し前に出れば、圭とキスができちゃう距離。
この近いのに届かない、もどかしい距離…。
あたしと圭の心の距離みたい。
「林檎、最近元気なくねえ?俺で良ければ相談乗るよ?」
え……。
あたしが元気ないの知ってたんだ…。
原因は…圭、なんだけど…、だけどあたしのこと少しでも見てくれてたのかな…。
…なんて。
「あ、あははっ!さ、最近部活大変だしさ!部長にも結構怒られるし!」
笑って誤魔化す。
部活が大変なのは嘘じゃないし、いいよね。

