呆れ顔で優香を見ると、まだ咳が止まらないようで苦しそうにしていた。
優香の大好きないちごみるくが、コップから半分くらい減っている。
「…ケホッ、で、ホラー映画って大丈夫なの?苦手じゃなかった?」
やっと咳が治まったのか、少し顔を歪めてそう聞かれる。
「…苦手だよ」
「幼馴染くんはそのこと知ってるんじゃないの?」
「知ってるはず…。でも虹華ちゃんがホラーとか好きなんだって。つい見栄張って大丈夫だよって言っちゃった」
「馬鹿じゃん」
バチンと頭を叩かれた。
…え?なんで今あたし頭叩かれたの?え?細胞100個は死んだよ?
しかも優香ゴリラ並みの腕力だから痛いどころじゃすまないって何回言えば分かるの?!
叩かれた頭を押さえ、ギロリと優香を睨みつける。
…と、同時に二人分のパフェが運ばれてきた。
あたしがチョコパフェで、優香がストロベリーパフェ。
「「お、美味しそ~…」」
思わず、パシャっと写真を撮った。
「やっばい!これほんとやばい!ちょ、むり!どうしよう!」
いちごと甘いものが大好きな優香は、気持ち悪いくらいにテンションが上がっていた。
少し引き気味にそれを見る。

