「何の騒ぎだ!?」 先生が教室に入ってくる。 「先生!美紀子が私の財布を盗んだんです!!」 「そうなのか?鈴木」 「な、何で…。違います。違います!!」 「いつまでそんな嘘つくんだよ!!」 美奈が大声をあげる。 「…状況はわかった。とにかく、鈴木。お前は職員室に来い。」 「そんな…。違うぅ!!!」 美紀子は教室を走り出た。 私には気づかなかったようだ。