誰よりも早く、テレビのリモコンを押した。片っ端にチャンネルを回す。どこも、彼が思った通りの放送をしていた。 笑いが止まらない。 ―――死んだ。死んだ。工藤も死んだ。間違ない。願いは宇宙に通じているんだ。 なんだか急に眠くなった。朝日を浴びながら、彼は眠りについた。