スキライ


「綾奈、好き」

またおんなじ言葉を、義くんはさっきよりゆっくり言った。


ちらりと見上げた顔が、赤く染まっていて、それがおふざけではないことに気づいた。


でも、ちょっと待ってよ

 

義くんは私が好きなの?



でも私は、義くんは、そういう風に見てないし、見れないし。


義くんもそうだと思ってた。



義くんは他の人とは違うって、心のどこかで思っていて


でも、ここにいる義くんは、小学生の頃の無邪気な義くんじゃなくて、1人の男の人ってかんじで。




頭がついて行けなくて、少し泣きそうになった。


「....綾奈?」