「綾奈せんぱいが、、好きです!

その、付き合ってください!!」


初めて言われた「好き」の嬉しさも、
 

回数を数えるごとに日常になっていく。



何度も言われたこの言葉に感動することはもうなくなった。



私、大橋綾奈は、ただいま告白されています。

目の前には、うーん、名前なんだっけ?


取りあえず、少し長めの髪を茶色に染めていてなんかチャラそう←


顔はイケメンなんだろうなー、多分。


って言った感じの人が顔を赤くして立っている。


さあ、どうしようか。


下手に断って泣いてもらっても面倒だし、ここは昨日も使った魔法の言葉で!


返事を今か今かと待っている一年の男子に私は落ち着いて言った。