異次元の王子と癒しの姫君




信じたくはないが全てを見透すルシダの力は本物。
そんな魔女族の力を疎ましく思った者達に街から追い出されてこの森に追いやられたのはオレのお祖父様エルド王の時代の事だ。


エルド王が若かりし頃、街で魔女族が襲われた所を助けた事がきっかけで何度か会うようになり魔女族の力を目の当たりにしたらしい。
その時の話しは今の国王の父からオレと弟のアデル王子も小さい頃から何度か聞かされていた。


だからルシダの言うことは本当なのだと……だが大事な想い人ディアナがもういないとは信じたくはない。


「ディアナ様は亡くなりましたがディアナ様の魂を持つものが近くにいるはずです」


ルシダの言葉にハッと我にかえる。

「誰だ?」

「クラウド様は解っているのではないですか?」