異次元の王子と癒しの姫君



ルシダはオレにじっと目を向けるとしばらく何も言わなかった。
ルシダの顔が悲しげな表情にくもって見えた事に不安を覚える。



「ルシダ、分かった事があるなら言ってくれ……」



「暗闇に堕ちていくディアナ様の姿が見えます」


「堕ちていく?もしかしてケガをして動けずにいるのか?」



「それと……ディアナ様はおそらくは、もう……」


ルシダの言った意味を理解するのに時間がかかった。



「……そんな事あるわけない!!死んでいるなんてウソだろう?きっとどこかで動けずに助けを求めている」


ディアナが死んだなんて信じられない。
違うと言ってほしくてルシダを見たが小さく首を振った。


いなくなってしまってからずっと探していたんだ。
それがもうこの世にはいないだと……そんな事ってあるか。