異次元の王子と癒しの姫君



「コトリさん待って下さい。ナナミ様が歩けないようなのです」


「……そうですか……ちょっと足を見せて下さい。
強く打ったようですね。ここでは薬草もないですし戻らないと手当ては出来ないです。
支えたら歩けそうですか?」


コトリさんに支えてもらい足を前に出した瞬間ズキンッと痛みが走り「ウッ」と声が出てしまった。


「兵士におぶって貰いましょう。ナナミ様ちょっと待っていて下さい」


リマさんは後ろの兵士の所に走って行ってしまった。


「お願いです。お許し下さい」


突然コトリさんが私に謝って来たけどわけが分からない。
視線を合わせてくれなかったり謝って来たりどういう事なんだろう……。


「コトリさんどうしたの?わけが解らないんですけど……」


「脅されて仕方なかったんです。
記憶喪失って本当なんですか?私が何をしたのか覚えてはないんですね?
でもどうかディアナ様、愚かな私を許して下さい」


何となくだけどコトリさんが謝っているのは私じゃなくてディアナさんなんだと解った。


「コトリさんは何をしたの?」