異次元の王子と癒しの姫君



「今度ここへ来たらまた案内してくれる?」


「構わないわよ。言ったでしょ?歓迎されているって」

「シーラさん、さっきも不思議に思ったんだけど……あの大木は何?」


「う~ん、この森の妖精かな……。あの木はこの森で一番長く生きているんだ」


森の妖精……。


「昔、魔女族が街から追われてこの森に着いたときにこの森には意思があって私達と話しが出来る事も分かったんだって。
だから私達もこの森に受け入れて貰って住めるようになったんだよ」


「さっきはやっぱり、あの木と話してたんだね。
でもシーラさんがあの木に何て言ってたのか分からなかった」


「分からないのは当たり前だよ。あれは魔女族の言葉だもの。
安心して変な事は言ってないから」


「シーラ」

突然シーラさんを呼ぶ声がした。