異次元の王子と癒しの姫君



クラウド王子とセドラさんは兵士をこの場に残しコトリという女のコと一緒に行ってしまった。


「あなた達は私が案内するね。あっ私はシーラよろしくね!」

「シーラさんよろしくお願いします。あの訊いていい?」

「なあに?」

どうして私の名前を知っていたのか気になって訊いてみた。

「だってばば様に聞いたもの。
ばば様は何でもお見通しよ」


「ばば様って魔女さん?
何でもわかっちゃうようだしすごいね。
空も飛べたりするんでしょ?」

「は?……」

シーラさんは目をパチクリさせた。


「飛べないわよ」


「えっ、だって……ほらっホウキにまたがって……こうやって飛べるんじゃないの?」


「そんな事は聞いたこともないわよ」


「ナナミ様?私も魔女族の人達が飛ぶなんて聞いたこともないです」


てっきり魔女は飛べるもんだと思っていたのにシーラだけじゃなくリマからも聞いたことがないと言われてちょっとガッカリした。


シーラさんにはお願いしたいことがあったのに……