異次元の王子と癒しの姫君


「散策?」

「森にはいろいろと珍しいものがある。きっとナナミは驚くぞ」


珍しいものってなんだろう?


「珍しいものって?」


気になって聞いたけど……。


「それは、行ってみればわかる」


そう言って唇の端をあげて笑っていてちっとも教えてくれなかった。
すごく気になる……
教えてくれないなんてクラウド王子の意地悪!


森に着き馬車から降りると私やリマさんぐらいの女のコが立っていた。



「クラウド王子様、お待ちしていました」


「シーラ久しぶりだな。
ここへ来るとはルシダには知らせてないはずだが、良く分かったな?」


「ばば様がそろそろ来る頃だと」

「さすがルシダだ」


「あなたがナナミね?」


クラウド王子と話していた女のコは今度は私に話しかけてきた。