異次元の王子と癒しの姫君



セドラさんが話しが出来るようにしてくれたんだ。


やっぱりセドラさんていい人だ。
ウソつきなんて言ってごめんなさい。
今度はクラウド王子に分かってもらえるように話さないと。


「あの時はバカなことをしてごめんなさい。
リマさんは私を止めたんだけど私がリマさんを振り切って身を乗り出して勝手に落ちたの。
だからお願い」


「リマに罪を問わずに侍女に戻せ、そう言いたいんだな?」


今度は解かってくれたんだ。


「お願いっ
もう危ない事はしないから」


「お前……本当に反省してるのか?」


「うん、今度からは気をつけるよ」


「……解かった。
リマを戻すようにセドラに言っておく」



良かったぁ。リマさんが戻ってこれるようになって。