異次元の王子と癒しの姫君


「……ディアナ様?大丈夫ですか?」


「えっ!?」


「お口に合いませんか?」


「ううん、違うの。食欲がなくて……」


「そうですか……解かりましたお下げしますね」



「せっかく用意してくれたのにごめんね」


「いいえ」

せっかく食事を用意してくれたクリスタさんには悪いけどリマさんの事が気になって食べる気にはなれないよ。



その晩は近くにリマさんがいなくて不安な一晩を過ごし翌日になってもなかなかセドラさんは来てくれなくて1日不安でずっと落ちつかなかった。



陽が沈み掛けた頃。
やっぱりセドラさんは来てくれず。


セドラさんは本当は相談に乗ってくれる気なんてなかったのかな……。
ううん、きっと来てくれる。
約束してくれたんだから。
しぶしぶだったけど……。