勝敗はなかなかつかずお互いに防御や攻撃の呪文を唱えながら剣を交えて長い時間が経っていた。
「あっ!!」
セドラさんの周りに竜巻が起こり数メートル先に飛ばされた。
「セドラ様・・・・・・」
隣で見ていたリマさんは心配そうにセドラさんが飛ばされた方向を見下ろしている。
飛ばされたセドラさんはなかなか起き上がらない。
セドラさん大丈夫かな・・・・・・。
私も心配になってセドラさんの方を見ていたらクラウド王子がセドラさんに近づいて来て倒れている前に立つ。
一度持っていた剣をセドラさんに突きつけるようにした。
「なんで・・・・・・?」
もう、セドラさんは動けないはずなのにどうして剣を・・・・・・。
止めないとセドラさんが危ないと思って身を乗り出した。
クラウド王子を止めないと!!



