異次元の王子と癒しの姫君

スピードは緩みそっと目を開けると下方にパリに出発したときの白色のワンピースを着たナナミが叔母の麻美と話している姿が見えた。


「私……無事にパリについたんだ」

ページをめくるみたいにパッと場面が変り今度はナナミと麻美の近くにもう一人金髪の男の人が見えた。
その男の人はあの人にそっくりだ。
クラウド!


「あっ、またなのっ」

ナナミの躰はまた勝手に移動を始める。
今度はぐるぐると目が回る感じがしてそれからなにも解らなくなった。

パタンッという音が耳に届き目を開けるとリマが窓の近くにいる。


「う~ん、リマさん?」


「起こしてしまいましたか?日が暮れて涼しくなったので窓を閉めに来ました」