異次元の王子と癒しの姫君

「ナナミのお母さん、もうすぐ赤ちゃんを生むんだって。今まであなたの中にいたけど私はこれからナナミのお母さんのお腹に入ることになるわ」


「ディアナがあの赤ちゃん……」


「そろそろ時間みたい」


「時間?」


「私、生まれ変わったクラウドに絶対逢う。逢えたら今度こそ幸せになりたい。ナナミはクラウドの事をお願いね」


「あっ!待ってっ……」


ディアナはスッと飛び上がると窓を抜け中にいるお母さんのお腹の中に吸い込まれるように入ってしまった。


「ディアナ……なっ何!」


急にナナミの躰は浮かぶとものすごい早さで移動した。


「きゃああ!!」

そのスピードについていけずにぎゅっと目を瞑る。