異次元の王子と癒しの姫君

ディアナと一緒に飛んでる感覚はあるのに空は見えない。
何となく宮殿の外ではなく別の空間にいるんだと解る。


目の前が眩しくなり一瞬目を閉じた。


「ナナミ」


ナナミが目を開けると知っている場所に立っていた。



「ここって……家」


今、二人はナナミの家の庭にいる。


私……家に帰って来たの?


窓を開けて誰かが出てくる気配がした。


お母さん?


「お母さん」

ナナミの呼び掛けには応じず横を素通りしていった。


「多分、ナナミやわたしは見えてないのよ」


「お母さんのお腹大きい。赤ちゃんがいる」

「そうみたいね」

「なんか変。私の知っているお母さんより若いみたい」