異次元の王子と癒しの姫君


急にナナミの中から沸き上がって来た気持ちはどんどん強くなりもうどうしようもなくなっていた。


ナナミの頬をどんどん涙が濡らしていく。
泣きながらそのまま眠ってしまった。


「ナナミ目を覚まして」


夢の中で聞こえていると思った声は何度目かでハッキリと耳元で聞こえゆっくりと目を開けた。


寝ぼけ眼にうつる目の前のぼやけた輪郭がはっきりと見えてくるとディアナだと解った。

「ディアナ?」

「一緒に来て」


ディアナが手を取り浮かび始めるとナナミも同じように浮かんだ。


なぜか浮いてることに変だとは思わずあたりまえの感覚に感じる。
ただ行先を知りたくてディアナに訊く。


「どこに行くの?」


「ナナミの行きたいところ」