「この先、オレ達は父上達のあとに続きこの国をおさめる事になる。
皆には自分がそうだったようにナナミの事を、ナナミの良さをもっと知ってほしい」


「私の……」


「わたしもクラウドと同じだ。ディアナの良さとは別にナナミの良さを皆には知ってほしいし。
国民と信頼関係を結ぶには必要だと思う。もう一度きく話しても良いかな?」


私は……皆に私を知ってほしい。

「はいお願いします」


それから国民の皆に王様が私がこの世界の人間ではないことディアナの生まれ変りであることを話された。
私はものすごく緊張していた……もし皆から私では不満だと言われたら。

「ナナミからも皆に、言えるな?」

「はい」

「皆さん、今までディアナのふりをしていてごめんなさい。私はこの世界のものではないけど、でもディアナと私は魂で繋がっています。だからディアナがどんなにクラウドを支えたかったかクラーク国の皆さんを守りたかったか解りますディアナの記憶は私の中にあるから……ディアナと同じように私もこの国のためにできることをしたい……どうか私をクラウドのとなりにいさせて下さい」