目を覚ましたナナミにリマが気づく。
「ナナミ様、良かったぁ」
リマがドアを開けて出ていったあと暫くしてクラウドが来た。
「ナナミ、ありがとう」
「えっ?」
「セドラから聞いた暴走しかけてた所をナナミが止めてくれたって、危うくナナミと二度と逢えない所だった。
それにアデルを、自分の弟を憎しみのままに殺さずにすんだ」
今回事件に関わったアサンドラ国の人達の今後が決まったらしい。
アサンドラ国は実は半年前から内乱が起こっていたが前アサンドラ国の前王は罪人として捕らえられた。
それから新しいアサンドラの国王が王様と条約を交わした。シェーラ王女は乗っ取りのことは知らされてはいないことが解りアサンドラ国に引き渡され今後の処遇はアサンドラの新しい王によって決められる事になる。
さらりと頬をなでるクラウドの手がちょっとだけひんやりとして気持ち良い。
しばらくされるがままにひんやりとした感覚に目を閉じる……急に手が離れて目を開けた。
もう少し気持ち良さに浸っていたかったな。
クラウドは立ち上がった。
「そろそろ行く」
もう行っちゃうの。
久しぶりにクラウドと話した、でもまだ足りないもっと……。
「そんな顔するな。後でまた来る」
クラウドが行ってしまいリマが湯浴みの準備で少しの間いなくなると急にもの静かになって落ち着かない気がした。
「ナナミ様、良かったぁ」
リマがドアを開けて出ていったあと暫くしてクラウドが来た。
「ナナミ、ありがとう」
「えっ?」
「セドラから聞いた暴走しかけてた所をナナミが止めてくれたって、危うくナナミと二度と逢えない所だった。
それにアデルを、自分の弟を憎しみのままに殺さずにすんだ」
今回事件に関わったアサンドラ国の人達の今後が決まったらしい。
アサンドラ国は実は半年前から内乱が起こっていたが前アサンドラ国の前王は罪人として捕らえられた。
それから新しいアサンドラの国王が王様と条約を交わした。シェーラ王女は乗っ取りのことは知らされてはいないことが解りアサンドラ国に引き渡され今後の処遇はアサンドラの新しい王によって決められる事になる。
さらりと頬をなでるクラウドの手がちょっとだけひんやりとして気持ち良い。
しばらくされるがままにひんやりとした感覚に目を閉じる……急に手が離れて目を開けた。
もう少し気持ち良さに浸っていたかったな。
クラウドは立ち上がった。
「そろそろ行く」
もう行っちゃうの。
久しぶりにクラウドと話した、でもまだ足りないもっと……。
「そんな顔するな。後でまた来る」
クラウドが行ってしまいリマが湯浴みの準備で少しの間いなくなると急にもの静かになって落ち着かない気がした。