力が抜けた手から剣が離れて落ちカツンっと音が響くナナミは王子に剣を向けた罪人になってしまった。
私はどうなるの?
このまま地下牢に入れられてしまう……。
イヤだっ、地下牢なんて恐いよ。
脚がガクガクしてその場に座り込んでしまう。
かけ寄ったクラウドはナナミの手を引いて立たせようとするが拒まれた。
「クラウドに剣を向けるなんてしたくはなかったのに……解らないの、どうして剣を持っていたのか躰が勝手に動いて止められなかった。ごめんなさいクラウドごめんなさい」
「ごめんナナミ、辛い想いをさせた。お前は悪くない」
泣きながら謝るナナミをクラウドは抱きしめた。
「クラウド様、罪人であるディアナ様から今すぐに離れて下さい」
やだっ、クラウドと離れたくない。
セドラの言いようにびくっと躰をふるわせるナナミの背を宥めるように擦る。
「セドラ、もういい芝居は終わりだ」



