異次元の王子と癒しの姫君


「ナナミの顔はこの宮殿中の人間が知っているナナミを連れてすんなりここから出れるとは思わない。
すでに宮殿を出ていたとしてもナナミを連れて馬で駆けるのは大変だ王都は広い通り抜けるには結構な時間がかかる。
それに今日に限っては結婚式の後のパレードのために王都の端にある検問所は誰も通さないようになっている」


「大変です!ディアナ様がっ……」


さっき出ていった使用人が駆け込んで来た。


「ディアナ様がどうしたのっ、ディアナ様はどこ?」


使用人がつめよるリマにバラ園にいると応えると同時にクラウドは移転の呪文を唱えた。