異次元の王子と癒しの姫君



「……セドラっ、ナナミがいなくなった事を父上達に伝えろ。それから……」


命じられたセドラは直ぐに部屋を飛び出した。

「クラウド様、申し訳ございません。私が気絶なんかしたせいでこんなことに……」

「リマ、躰の方は大丈夫か?」

「ケガはしていません。大丈夫です」


「そうか……侵入者はどんなやつだったか覚えてるか?」


「良く覚えてないです……でも探しに行ってきます」


「リマっ、ちょっと待て。どこを探すつもりだ」


「街に出てみますナナミ様が連れ去られたのは私の責任です。必ず見つけます」


「リマはここにいろ探しに行く必要はない」

「どうしてですかっ?ナナミ様が連れ去られたんですよ。ここにじっとしてるなんてムリです」