異次元の王子と癒しの姫君


クラウドがセドラを伴い結婚式が行われる式の間に着いたときナナミはまだ来てなかった。
式の間には先に来ていたクラーク王国の王と王妃が高座に座っていてその隣にはアサンドラ王国の王の代わりに来た者が座っていた。
側妃でアデル王子の母サラは体調が良くないためここにはいない。


部屋の両隣には両国の護衛兵たちが整列して立っている。
続いてシェーラ王女とその侍女がその直ぐあとににアデル王子が護衛兵を一人従えて来た。
クラウドは時間になってもこないナナミを想い不安になる。


ナナミ……何かあったんじゃないだろうな。


その時、式の間に入ってきた者がいた。ナナミとリマに結婚式が始まる事を知らせに行った者だがあきらかに様子がおかしい。


クラウドはナナミに何か起きたことを瞬時に悟ると式の間を飛び出した。


「クラウド様っ!」


直ぐにセドラも後を追う。