異次元の王子と癒しの姫君



リマにベッドまで連れていってもらい横になったナナミはドサッという何かが倒れる音を聞いた。


「リマさん……どうしたの」

何が起こったのか解らずベッドの中からリマの名を呼ぶが何の返事も返ってこない。
それでも何とか半身を起こしたけれどベッドから降りようとすると目眩がして目を開けることができない。


人の気配がした。


「リマさん?」

背筋が凍るような寒気を感じたナナミは直ぐにリマではないと解った。


「リマさんじゃないよね?だれなの?」


無言のままの相手は呪文を唱えるとナナミの意識が支配されナナミの目は閉じられた。


次に移転の呪文が唱えられナナミはその者と瞬時にそこから消えた。