異次元の王子と癒しの姫君



「街の皆もあなたとクラウド王子様の結婚には興味があるのよ。弟王子様も他の国の王女を迎えるとなれば盛大なお祝い事でしょ?
ほとんどのお店が今日はお休みして結婚式の後のパレードを見に行く事になっているからマトモに開いているお店は少ないはず」


「そ、そうなの……?っていうかパレードするなんて知らない」


「ディアナあなたパレードの事を本当に知らなかったの?」


信じられないといった顔のお母さん。


結婚式をする本人が知らないなんておかしいと思うけど……。
ナナミは衣装合わせの時の事や結婚式について話した時の事を思い出すがパレードのことは記憶になかった。


「リマさん、パレードの話しなんてしたっけ?」


「おかしいですね。その話しは記憶にないです」


リマさんも知らないというのにどういうことなのか?


「リマまで、そんなことを言うなんて変ね。パレードは中止になったのかしら……」